俺は古来からのエリー・クイックハンド使い…
エリーは昔から好きだったんだよね~
エリーはダメージ無効を駆使した回避盾運用が強くて高難易度の変化の聖所2-60をクリアできる。すでに「ガチ」編成があるってわけ。大抵の敵の攻撃は回避しつつ、避けられない攻撃はダメージ無効でしのぐ動きが他のタンクとは一線を画した性能でとても面白いキャラだった!
ということで今回、2023年3月8日のアップデートで、SS昇級に加えて全体的な性能が見直しされたエリー・クイックハンドについて、「ガチ」編成考察・紹介をしたいと思います!
エリーの性能紹介
範囲被害分散保護機・・・とは???🤔🤔🤔
【驚愕】エリーは回避盾ではなかった…!?
じゃあアルバトロスとは特に何も関係性がないってこと!?
いや~驚いたね。
範囲ダメージを分散させる保護機としてはアイアスがいる。
アイアスの「ガチ」編成を考えたときに、敵の反撃といった保護できない攻撃から味方をダメージを抑えることで、トリトンを強気に運用することができる!新しい概念のタンクだ!って紹介した気がしたが…範囲被害分散保護機は去年からいたのか…全く新しくなかった。
いきなり衝撃の事実だが、範囲被害分散保護機のエリーのスキルを確認!
アクティブ①
テーザーニードル
エリーは基本的にスキル②のバフ連打する運用だったので、使う機会がほとんどなかったスキル①
保護無視は雑に強いし、移動不可デバフは他のキャラとシナジーが出るので悪くないが…
使い勝手は変わらなさそう。
以前からエリーを使っていて、「スキル①…保護無視と移動不可デバフがあったらな~」と思ったことは一度もなかった。
アクティブ②
防護モード
エリーが主に使うのはこのスキル②
スキル範囲が味方全域になったのはうれしい!
「スキル②の範囲…もっと広くならないかな~」は思ったことありますねぇ!
反撃追加は悪くないが…「追撃者」といった変に触れたくない敵に攻撃してしまうのが良くないね…
以前の編成のままだと2-60クリアができなくなった調整ってことだからね。
・・・
行保護削除
・・・
パッシブ①
被ダメ減少バフが「強化解除」されない「一般効果」になったのは強い。
ただ、一方で「強化効果」の被ダメ減少バフは解除されてしまうというデメリット効果がある。デメリットの代わりに「強化解除耐性」が得られるが…個人的にはデメリットの方がでかいと思う。
この効果はミニリリスや軽装保護最適化システムといった「一般効果」の被ダメ減少バフは解除されない。また、例えばアウローラの「ドリーム・パティシエール」で「強化解除耐性」を盛れば、強化解除耐性があるため、「強化効果」の被ダメ減少バフは解除されない。
右:アウローラのバフによって強化解除耐性を得た2ラウンド目はパッシブスキルによる被ダメ減少バフの強化効果が解除されていない
この辺、割と謎な挙動なので要検証。なんかエリーの被ダメ減少バフが解除されたりされなかったりする。被ダメ減少バフが解除されるけど、強化解除耐性が得られるという効果で、強化解除耐性を盛ると被ダメ減少バフが解除されない(強化解除耐性は得られる)って…???
パッシブ②
平和なティータイム
スキル範囲の変更前と後が逆ー
ぱっと見、スキル範囲が弱体化されていてびっくりしちゃった…まぁ公式サイトの誤植は今に始まった話ではない。
調整前は十字範囲の味方にHP95のバリア付与とか虚無よりのスキルだったが…バリアは削除されて代わりに色々と追加されている。エリーは行保護を失ったがこのスキルで指定保護を得たので、それで頑張ってねといった感じか。
あと、範囲ダメージ分散効果のバフ量が大きく上がっているので、運営としてはエリーの範囲ダメ分散タンク運用を推したいみたいね。被弾時に味方の攻撃力アップとかも…エリーの回避盾運用は「違いますよ」と言われている気分。
うーむ、公式と解釈違いか…
パッシブ③:昇級スキル
アフタヌーンティー
周囲に2人以上配置すると自己標的を得る。
標的・・・???
これマジ?
「スピーカー」がゲロ重くなるじゃん
回避盾運用は、大抵の敵の攻撃は回避しつつ、回避しきれず致命的な攻撃はダメージ無効化バフでやり過ごす立ち回り。回避しきれない高命中率の敵が増えるほどキツいわけだけど…
特に行動力、命中率が高く、保護無視範囲攻撃+APデバフ付きのスピーカーは本当にきつくて、ダメージ無効化バフを剥がされて、その後に致命的な攻撃を受けてしまったりする。事故率が上がる。
スピーカーは機動型を優先的に狙うため、以前の編成では天空のエラを後列に置いて対策していたが…
回避盾運用では、今回の昇級とスキル調整で何も変わってないまではあると思っていたが・・・まさか弱体化とは・・・いや~驚いたね。
いや~驚いたね
アルマンからのバフが得られないが下記の編成の形なら弱体化後のエリーでも変化の聖所2-60攻略をいけるかな?
編成考察する前の事前知識
失った物ばかり数えるのも気が滅入るだけなので…それじゃあ…「運営の想定通り」の編成を考えていきたいと思います。
まずは「範囲ダメージ分散」とはどういうものかを整理する。
広域ダメージ分散とか範囲被害分散とかは表記ゆれで本質に全部同じ挙動。
範囲攻撃のダメージ量を減少させるスキルで、変化の聖所の第2区域に出てくるサイクロプス君に嫌でも教えられたね。
はい、ここで基本的なラスオリクイズ!
「範囲ダメージ分散+80%を持つ敵」に3マス範囲攻撃で2体の敵を攻撃したときのダメージ減少量は?
・・・
正解は・・・「40%」
これは3マス範囲攻撃で1体の敵を攻撃した場合のダメージ減少量が「0%」、3体の敵を攻撃した場合のダメージ減少量が「80%」として、巻き込んだ数とダメージ減少量は「比例関係」という挙動。
例えば5マス範囲攻撃の場合は2体に攻撃するとダメージ減少量は「20%」、3体の場合は「40%」、4体の場合は「60%」、5体の場合は「80%」といった感じ。
そして次に実戦的なラスオリクイズ!
「範囲ダメージ分散+80%を持つ敵」に3マス列範囲攻撃で3体の敵を攻撃しました。
この時、敵の1体は「列保護」を持っており、3マス列範囲攻撃から他の2体を保護しました。
この時のダメージ減少量は?
・・・
正解は・・・「0%」
検証として「掩襲型戦闘システム」で保護無視を持たせて殴った場合と、そうでない場合(同じ攻撃バフ量の別の装備)で比較したのがこちらの動画
保護無視で3体に殴ると「テストゥド」には2771ダメージ
列保護した「テストゥド」1体だけの場合は13857ダメージ
味方は5人までしか配置できないということもあって、「範囲ダメージ分散」は敵が持っていると厄介なスキル、味方が持っていると微妙なスキル感が強い。エリーがタンク役として敵の攻撃全てを引き受ける形にした場合…「範囲ダメージ分散」は一切、役に立っていないってこと。
一応、強そうポイントもあって100%を超えた範囲ダメージ分散も意味がある。範囲ダメージ分散を200%まで盛れば、9マス範囲攻撃を5人で受けたときのダメージ減少量は100%になる計算。
編成例①
昇級アイアスの「ガチ」編成を参考にした形…というかほぼ焼き直し。昇級フォールンで範囲ダメージ分散バフを盛りつつ、トリトンに4回行動させて、敵の反撃はダメージ分散で耐えるコンセプト。
変化の聖所2-60の最終Waveにいる追撃者の「血の爪」保護無視9マス範囲攻撃に耐えられるし、赤ボンの保護無視5マス範囲攻撃も耐えられる。連発されると流石に厳しいが、1~2発程度なら何とかなる。
ちなみに追撃者の通常のスキル①は3マス攻撃だけど、エリーが保護してしまうため2体巻き込みでダメージ減少量は「54%」となっている。
エリーが「標的」だけで保護を持っていなかったらノーダメだったのに…
この編成はスカウトAKやスピーカーのAP減少攻撃による事故があるので、道中はエリーとトリトンの位置を変えて、最終Waveだけエリーを「6」の位置にしている。HP調整はフォールン>シルキー>エラの順にすると、事故を抑えられる。
事故ってもトリトンが3ラウンド目に4回行動できないだけなので、時間がかかるが対処は問題ない。
エリー
SS昇級、フルリンクボーナス:HP+20%
装備:ワクチン、耐衝撃回路ベータ、軽装型保護最適化システム、スパイクシールド
ステータス:バフ込みで命中350%以上にして残り防御。
この装備とステータスで、2-60の追撃者の初撃で大体1000くらいダメージを食らう。この追撃者の初撃にはナイトチックディテクターGのバフで被ダメ減少・バリア無視と軽装型へのダメージアップ+30%が乗っているので、それ込みであることを踏まえると、大体の攻撃を「950以下のダメージ最小化」のスキルで抑え込めそう。
たぶん、誓約してレベル上限拡張すれば追撃者の攻撃も抑え込める。
ひたすらスキル②連打の運用は変わらない。
味方への状態異常耐性付与が本当に強い。保護効果と範囲ダメージ分散効果の仕様が噛み合っていないだけで、普通に強い。
被ダメ減少の強化効果はこの編成だと使っていないので、強化解除耐性はない。フォールンのバフと自己バフ、ワクチンで頑張る。
トリトン
フルリンクボーナス:スキル威力+20%、上限拡張レベル120
装備:対軽装型戦闘システム、分析回路ベータ×2、改良型出力制限解除装置
ステータス:編成画面でクリ率100%(Lv.57)、命中率313.5%(Lv.129)、残り攻撃。
大体はアイアス編成と同じ。
トリトンはレベル120にすると強い。
個人的にレベル上限拡張するアタッカーは、スキル威力が高いキャラじゃなくて、むしろスキル威力が低い代わりに手数の多いキャラや範囲攻撃を持つキャラのほうが強いと思っている。
攻撃力が上がれば元からスキル威力が高いキャラはダメージの伸びが大きいのは…「それはそう」なんだけど、このゲーム…敵をオーバーキルしても特にボーナスがあるわけではないので…
スキル威力が低い代わりに手数の多さと攻撃範囲を持つキャラの火力を上げたほうが現環境では「強い」
基本的に3ラウンド目までは待機だけど、スペクターとかナイトチックディテクターGとかの速攻でつぶしたい面倒な敵がいる場合は2ラウンド目から攻撃する。2ラウンド目からの攻撃でちゃんと敵を倒せるように、スキル①で5万程度は出せるようにレベル上限拡張している。
フォールン
SS昇級、フルリンクボーナス:バフデバフLv+2
装備は、回路最適化ベータ、ワクチン、軽装型支援最適化システム、エネルギーパック
ステータスは、バフ込みで命中500%くらいを確保して残りHPといった感じ。エラやシルキーよりも高いHPにする。
フォールンも3回行動できるので、トータスやスペクターといった面倒なダメージ最小化バフ持ちを削る役割がある。
シルキー
フルリンクボーナス:バフデバフLv+2
装備は、回路最適化ベータ×2、軽装型支援最適化システム、エネルギーパック
ステータスは、適当に防御とHP。フォールンより低いHPで、エラよりは高いHPに調整する。スカウトAKによりAP減少攻撃に対して、事故率を抑えることが目的。
2ラウンド目にAPが17以上になるようにしている。基本的には2ラウンド目にエリーにAP供給して、待機。3ラウンド目からトリトン───起動───をする。
面倒な敵がいる場合は適宜トリトンに補給して立ち回る。
エラ
フルリンクボーナス:バフデバフLv+2
装備は、回路最適化ベータ×2、機動型支援最適化システム、チョコ
ステータスは、適当に防御と命中。フォールンとシルキーより低いHPにする。
基本的にスキル②連打
使用感
アイアス編成の時も思ったけど、敵は9体いるのにこっちは5体で範囲ダメージ分散は…少ない。
それでも変化の聖所2-60は15分程度でクリアできる強い編成。
変化の聖所2-60攻略動画はこちら。
最後にトリトンの攻撃でかっこよく殲滅して終わりの予定だったが、エラのバフ込みで命中350%だったので、スラッシャーに避けられて対処に時間がかかっている。エラは追撃者のダメージ最小化バフを剥がすために3ラウンド目に攻撃したけど、ちゃんと攻撃回数を数えたらエラが攻撃する必要はなかった。単純なミス。このミスがなかったら15分切れた。戒めとして残しておく。
編成例②
天啓が降りてきた
エリーと相性が良いアイアス、アウローラとの組み合わせを考えていたら、気づいた形。
上記編成に対して、センチュリオンゼネラルが十字範囲攻撃をしてきた場合…
「標的」を持つエリーに攻撃が向き、エリーは「列保護」でアウローラを、「指定保護」でエラを守る。したがって、シャーロットが被弾し、「反撃」する形。
つまり、エリーの役割としては、ハベトロットに近いんだよね。
ハベトロットは反撃アタッカーに「標的」と「回避バフ」を付与して、アタッカーの反撃を活かす役割。一方、エリーは自身に「標的」と味方に範囲ダメージ分散付与によって、アタッカーの反撃を活かす役割。
ハベトロットの場合はアタッカーにも回避を振る必要があり、編成全体が反撃アタッカーに全振りしている構成となっているが、エリー編成の場合、反撃はあくまで一つのギミックであり、そのままアタッカーの運用でできる点が偉い。
「敵の範囲攻撃に対して、反撃アタッカーだけが守られていない」、これを意識したらすんなりと編成に落とし込めた。そのための「列保護」、そのための「保護機以外指定保護」
エリー
応用指揮プロトコル
この、「エリーによるシャーロット反撃編成」には重大な問題がある。
それは「シャーロットではなく、エリーが反撃してしまうこと」
範囲攻撃で、複数の反撃持ちが被弾した場合「反撃するのは誰か?問題」…
仕様としては「ターゲットにされたキャラの反撃が最優先」
ターゲットにされたキャラが反撃できない場合、もしくはグリッド指定範囲攻撃の場合は「一番攻撃力が高い反撃持ちキャラが反撃する」といった仕様(たぶん…)
エリーのスキル①の射程は3なので、中列に配置した場合は後列からの敵の範囲攻撃に対してシャーロットが反撃してくれるが、前列・中列の敵に対してはエリーが反撃していた。それを「応用指揮プロトコル」で射程-1にすることで、中列からの敵の範囲攻撃もシャーロットが反撃してくれる感じにしている。
フルリンクボーナス:HP+20%
装備:ワクチン、回路最適化ベータ、軽装型保護最適化システム、応用指揮プロトコル
ステータスは、バフ込みで実質命中350%以上、残り防御。
装備がしっちゃかめっちゃか。しっかり計算して最適化していないが射程減OS採用よりも、応用指揮プロトコルで射程減して軽装型保護最適化システム採用のほうが強い気がする。
アイアス
この編成にはまだ問題があって、シャーロットの反撃には「挑発」が付いているため、敵のターゲットがエリーからずれてしまう。
その場合はエリーから保護されないアイアスが反撃する形。
アイアスの反撃には75%の行動不能デバフ付き。シャーロットの反撃もアイアスの反撃もどっちも強いのでヨシ!
SS昇級、フルリンクボーナス:バフデバフLv+2
装備:出力強化回路ベータ×2、突撃型戦闘システム、スパイクシールド
ステータスは、クリ率100%以上、命中350%以上、残り攻撃力が目的。
クリ率47.8%(Lv.67)、命中率250.5%(Lv.83)
アイアスは防御力がスキル威力に追加されるし、被弾するので防御が下がる装備は避けている。
シャーロット
レベル120シャーロットは強い。誓約済。
「反撃」でも味方にAP供給するのがヤバイ強い。
あと、シャーロットはスキル①で「挑発」付与、スキル②は「挑発」の敵に対して「強化解除」といったことができる。従来の編成だと2手かかる動きが、敵の攻撃に対する反撃で挑発を付与できるので、1手の動きでできるのがヤバイと思った。
フルリンクボーナス:スキル威力+15%
装備:分析回路ベータ、改良型分析回路、強行戦闘補助装置、軽装型攻撃最適化システム
ステータスは、クリ率100%以上、命中350%以上、残り攻撃力が目的。
クリ率74.7%(Lv.9)、命中率289.5%(Lv.73)
アウローラ
SS昇級、フルリンクボーナス:バフデバフLv+2
装備:チョコ、軽量化回路、演算強化回路ベータ、軽装型支援最適化システム
ステータスは、命中特化
赤ボン対策に命中率を850%以上まで持っているが、この編成には必要なかったかも。行動力アップやワクチンのほうが実用性ありそう。
雑に強い支援機で、エリーの強化解除耐性に被ダメ減少バフを盛ったり、バリアを盛ったり、AP供給で行動順を操作したり大活躍。
エラ
フルリンクボーナス:バフデバフLv+2、
装備:回路最適化ベータ×2、チョコ、機動型支援最適化システム
ステータスは、適当に命中と防御力。回避でも良いかも
中破運用。シャーロットよりもHPを低くして、エリーが優先的にエラを守るようにしている。また、アウローラのバフ量も上がる。
雑に強い。
使用感
変化の聖所2-60攻略はこちら
2-60クリアに20分くらいかかっているけど、編成例①よりも安定している感ある。
昇級アウローラとシャーロットが雑に強いというのもあるが、アイアスとエリーの組み合わせで範囲ダメージ分散200%超えとなっているため、何とかなっている。
最終Waveではアイアスは「4」の位置に移動。追撃者の3マス攻撃に2体被弾で、範囲ダメージ分散200%の場合。ダメージ減少量は100%となる計算。
この編成はエラが中破運用なので流石に「血の爪」には耐えられず、真面目に追撃者君と戦う必要がある。
範囲ダメージ分散タンク編成はポテンシャルは感じるけど…現状はtier 4 だね。色々と仕様が難しすぎる。編成をこねくり回しすぎたせいで「運営の想定した運用」がこれで合っているのか不安になってきている。
エリー…昔は素直な良い子だったけど…最近ちょっと面倒な女になったな…
うーむ、エリーに悪い影響を与えそうなキャラと言えば…薔花…シラユリ…
…割と心当たりがあるな…
素直な女と面倒な女、どっちがより気を惹けるかには諸説あります。
余談:エリースキル調整について思うこと
色々と思うところはあるが…
「080機関」との連携を想定した機能を追加しました。というのがよく分からなかった。
「範囲被害分散保護機の特性を活かすために~」というのは、分かった。
「~指定保護効果を追加しました」というのも、分かった。
「080機関」との連携…?…とは?
???
それでは。
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