持株会を退会して勤め先の株を全部売却した話、なお売却後に株価が高騰、一度退会したら再加入はもうできない

雑語りと備忘録

お金が欲しい・・・

勤め先の会社には福利厚生制度の一つとして持株会があって、入社した時にいろいろ説明は受けたけど、正直よくわからないままに加入して今まで1万/月で勤め先の株を購入し続けていました。

それで今更だけど、持株会について調べて自分なりに整理して考えた結果、退会することにしました。基本的に退会したら再加入はできないので、その後の株価については思うところがあるけど、よくわからず加入したものを自分の意志で辞める選択をしたことに今のところ大きな後悔はない。

後になって自分の選択を忘れないように自分の考えをまとめます。

持株会とは

まず、持株会とは従業員の財産形成をすすめる福利厚生制度の一つ、従業員持株会という組織が運営していて、従業員が勤め先の株式を取得することを目的としている。

従業員は手間をかけずに少額の資金で株式投資できて、会社側は安定した株主を得られるというWin-Winの関係で成り立っている。

持株会に加入について、メリットと思うところ

持株会は会社の規則によって諸説あるけど、基本的にメリットは大きいと思う。

株式の購入が少額可能
日本の株式を購入する場合、たいていは100株が最小購入単位だったりする。例えば、任〇堂の株価が約66,000円(21年2月14日現在)だけど、購入しようとしたら最低でも6,600,000円が必要になる。一方で持株会なら1000円で0.015株購入みたいなことができる。
一応、SBIネオモバイル証券なら1株単位で買えるけど、まじで持株会は1株未満で購入できる。

株式投資の手間がかからない
毎月の給料から天引きされて購入されるので、余計な手間は必要ない。最初に積み立て金額の設定をするだけ。逆に考えれば、忘れてしまっても自動で進んでいく。
毎月コツコツ株式を積み立てて長期的に財産を形成すると考えると、定期的に確認する程度で十分。完全に忘れるのはさすがにダメだけど、半分忘れているくらいがちょうどいいと思うのでこれは良い点。

ドル・コスト平均法で投資できる
これがかなり良い点。長期的な財産形成を目的にした場合、定期的一定量購入するより、一定金額で購入したほうが良い。持株会は自動でこの手法で投資することになるのが一番良い点だと思ってる。しかも少額で設定できる。

ドル・コスト平均法とは価格が変動する商品の購入において、定期的に定額で購入する手法。価格が低いときは多く購入し、価格が高いときは少なく購入するため、全体の平均取得単価が平準化される。価格変動により高値で購入してしまうリスクを時間によって分散させるため、長期的な財産形成を目的とした投資に向いた手法。

会社から奨励金が出る
持株会は会社側にとっても安定した株主が得られるというメリットがあるので、株主会への加入を促進するために奨励金を出しているところが多い。私の勤め先も出してる。会社の規則によって違うけど5%~くらい会社が奨励金を出してくれる。このお金は株式の購入に充てられるので、1万/月の設定だったら、1万500円/月で株式が購入されることになる。貰えるのは良い点ですね。

持株会を退会した理由

株式を購入する制度はすごい良いと思ってる。

そうなんだよねぇーでもさぁー

肝心の購入する株式が勤め先なんだよねー

持株会って給料の一部を株式で受け取っているみたいなものだから、コロナ禍でボーナスが下がると一緒に株価も下がっているのを見てデメリットが実感できたよねー

投資の原則はリスクを分散させることって一番言われていることだから、勤め先に投資するのはちょっとね・・・

そもそも勤め先の株っていうほど欲しいか???任〇堂とかソ〇トバ〇クだったらいいよ?

私は特に勤め先の株を欲しくないなと思ったので持株会を辞めました。

会社が好調ならボーナスや給料が上がるし良しとしましょう。私も会社の業績が良くなるよう微力ながら頑張る。それでも会社が不調になったときに備えて、投資は別のところにしておきます。

奨励金とかなくてもリターンがもっと良い投資先とかあるし、ドル・コスト平均法での購入は別でもできるしね。

持株会の退会と、株の売却の経緯

去年の12月のボーナスが下がったのを確認して、持株会を辞める気になりました。

それでまず、証券口座の開設から始めました。すーごい面倒。持株会で取得した株って所有者は持株会名義であって私ではない。始める時は証券口座は不要だけど、辞める時は取得した株式を受け取るための証券口座を持っていないとだめ。

12月に2週間くらいかかって証券口座を開設しまして、持株会を退会する手続きをしました。1月に退会、2月に最小単位である100株分の株式が私の証券口座に引き渡されて、端数は1月末の取引価格で現金化して銀行口座に振り込まれました。

そのまま取得した100株を売却した結果がこれ。

株の平均取得単価が約4,000円
売却時の株の単価が約5,600円
差し引き約1,600円なので100株分の売却利益が約160,000円
税金が約20%取られるから、実際の利益は約128,000円

現金化された端数と合わせると大体200,000円の利益でした。

まーじでなんも考えていなかったけどしっかり利益出ていて持株会の良いところが出ている。

おわり

株を売却した後に決算報告があって、その内容が良くて株価は高騰しました。後1週間くらい売却を待っていればもう少し利益があったけど、逆に落ちる可能性もあったし、利確したと考えて良しとしましょうか。

また、勤め先の株主会の規則で一度退会したら再加入は原則認められていないです。今後、もしかしたら株価がすごい上がって後悔するかもしれない。でも私は会社の業績が好調になることでのリターンは給与・賞与として受け取ることができるので、株式投資はリスクをとって別にすると自分の意志で決めた。

普通に会社を辞めて転職する可能性もあるし、利益あるうちに売却できて十分じゃろー

いやー勤め先の株を売却するのは初めての経験だったけど・・・なかなか良い気分でした。

それでは。

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