RTA in Japanとはゲームのリアルタイムアタック(RTA)を行う日本のイベントで2016年から開催されている。基本的に夏と冬で年2回、オフラインで集まる大会「RTA in Japan」とオンラインで開催される「RTA in Japan Online」といった形で開催されているが、直近はコロナの影響でオンライン開催をしている。
私は、特に2019年頃から興味を持って見るようになったので、その中で個人的に特におすすめな作品を紹介します。
RTA in Japan Winter 2021
天穂のサクナヒメ
天穂のサクナヒメはプレイしたことがあって普通に楽しめた作品だったのでその影響もあるが、RTAがめちゃくちゃ面白かった。
稲作に焦点を置いたゲームで、序盤は稲作をしないで、休みまくってゲーム内時間を進める。
2Dアクションのステージも壁抜き多用に、敵の戦闘判定を回避しまくりですごかった。
サクナヒメあんなにスタイリッシュに動けたのか・・・
「米は力だ」ってキャッチフレーズなのに唐揚げ×5で力のステータスを上げて攻略していて、やっぱ肉なんだよな~は相当面白い。

このサクナヒメわんぱくが過ぎる・・・
WHAT THE GOLF?
これはゴルフなのか・・・?
うーむ・・・ゴルフか~
謎ゲーだけど、よく作りこまれているし、解説含めてサクサク進んでいくので不思議な魅力がある。
その後のコメントにゴルフミームが発生していて面白かった。
Portal
視聴者のみなさん。あなたは幸福ですか?
ネタの作りこみが半端ない。
Portalの世界観と、バグ利用して攻略を進めるプレイ、パラノイアを彷彿させる解説の完成度が高い。
R4-RIDGE RACER TYPE4-
しっかりした解説と、ネジコンを使ったプレイングが見どころ。
ゲームのBGMとマシンの音、スピード感とが相まって視聴していて気持ちが良い。
キテレツ大百科

はじめてナリ
謎のキャラゲー枠。
コロポジをずらす、キテレツ圧死、ファイナルキテレツソードと謎に面白い。
Cook, Serve, Delicious! 3?!
深夜のノリの謎ゲー枠。ワンオペで料理を作ってお客に提供するゲーム。
ゲームも走者も解説者も癖が強いしそれが「なんかいい」がある。
最初のゲームの説明で11分くらいから世界観がおかしいことが分かる。
舞台はアメリカ2042年、20年代後半の海面上昇、テキサスは独立国家、核戦争の傷跡も残っていると料理している場合ちゃうぞって・・・完全に深夜のノリの頭おかしい謎ゲー。
そのノリで1時間以上つづくのがヤバい面白いし、最終ステージが一番面白いのでめちゃくちゃ盛り上がる。
個人的にRTA in Japan Winter 2021で一番面白かった。
RTA in Japan Summer 2021
ポケモン剣盾
スイクンチャート
DLCエリア「冠の雪原」ありのルールで物語の序盤からLv70のスイクンをゲットして無双するスイクンチャートが見どころ。
通常はそんなうまくゲットできるものじゃない。NPCとレイドバトルでダイマックスしたスイクンを倒す必要があるが、NPCのあまのじゃくラランテスがリーフストーム連打、オニゴーリがとくぼうを下げるうそなき、そして急所にあたるという幸運に恵まれた形。
スイクンチャートのインパクトが強すぎて、なぜか『ポッ拳』のスイクンのスタンプが大流行、最終的にスイクンに触手をはやしたものがミームとして流行った。

デスクリムゾン
伝説のクソゲー
『ファミ通』でゲームに点数を付けるという行為に限界を感じた1本と言わしめた作品。
『サターンマガジン』の全サターンソフトの読者投票で、945本中945位。
伝説すぎて、話には聞いたことがあったが実際どういうゲームなのか興味を持って見たら、ゲーム部分はまあ・・・意味不明な感じだけど、解説が面白かった。
ただのクソゲーじゃなかった。開発者の「情熱」がヤバいほどある。「情熱」の方向性が間違っているだけで、開発者は「本気」であることが分かった。
発売にあたってセガの品質チェックではじかれ発禁となっていたが、社長自ら頼み込んで通したとか、オフ会でデスクリムゾンの小説を頒布したとか、いちいち社長が強火すぎてやばい。
ときめきメモリアル
恋愛シミュレーションゲームのRTAって時点でもう面白い。
余計なヒロインと出会わないために、生き急ぎすぎる主人公が見どころ。
テストで良い点を取るとヒロインが出るので、その期間はストレスをためてノイローゼになる。
うーむ・・・ときめき とは?
完走した後に、エンディングで知らない女がめっちゃ出てきて盛り上がって、最後にアルバムを見たときに声出して笑っちゃった。

4カード
全部日付が違うのも味わい深い。
リングフィットアドベンチャー
筋肉ガチ勢が挑むリングフィットアドベンチャー。
単純なパワープレイってだけでなくて、タイムを短縮するための経験値調整がすごかった。
やったことあるけど、リングコン押し込みによる空気砲連射は・・・マジでしんどい。
オオトリってことで、実況解説もついて気合入っている感じで楽しめた。
RTA in Japan 2020
吉野家
ゲームがネタとして面白いのがズルい。少し見たらこのゲームのヤバさがわかる。
吉野家で、バイトから店長を目指せ!朝から夜までブラック労働ゲーム。クレーマーもいるよ!
こんなゲームが今まで埋もれていたのが逆にすごくて、とんでもないゲームが出てきたとコメント欄が困惑しっぱなしなのも含めて面白い。

エリアマネージャー「やるねぇ」
コメント「やるねぇじゃねぇんだよ!てめぇもやるんだよ!!」
RTAだけど、突っ込みどころ満載の謎ゲーのプレイ動画実況で普通に楽しめる。
ファイナルソード
ゲームがネタとして面白いのがズルいよな~。
Switchで配信されたが、BGMの著作権違反で速攻で配信停止された問題作。エンタで陣内がやるゲームと言われるくらいにゲームのクオリティとバグがひどい。
販売期間が4日しかないのに入手した走者が研究を重ねて披露するって、こんなん実質、学会の研究報告会じゃんねぇ。
RTA in Japan 2020 Online
絶体絶命都市
名作ゲームのRTAはだいたい面白い。
プレイヤーがRTAinJapan出るのに慣れていることもあってまったり楽しめるし、色々小話が聞けて面白い。
カービィボウル
これも名作ゲーム。
RTAに加えてさらに3ボタンの縛りプレイをするしヤバイ。これTAS動画で見たことあるなってやつを人力RTAでやるのやーばい。
ホールインワンだと演出があるのであえて外すのはRTA特有のムーブ。
RTA in Japan 2019
街へいこうよどうぶつの森
第2回街森借金返済王決定戦
私がRTAinJapanに興味を持ったきっかけとなった奴です。
内容は「 街へいこうよどうぶつの森 」でファッキンクソ狸に背負わされた借金をいかに早く返済するかというレギュレーションで複数のプレイヤーが競い合う形。
RTAってそもそもタイムを競うわけだけど、こういったイベントで一発勝負で競うって形が面白かった。これで興味を持って見始めたらRTAinJapanというイベントにがっつりはまったわけです。
夏色ハイスクル
ゲームの正式名称は『夏色ハイスクル★青春白書 ~転校初日のオレが幼馴染と再会したら報道部員にされていて激写少年の日々はスクープ大連発でイガイとモテモテなのに何故かマイメモリーはパンツ写真ばっかりという現実と向き合いながら考えるひと夏の島の学園生活と赤裸々な恋の行方。~』
いやー最初は興味なくて流し見してた・・・全く興味はなかったけど、見てみたらめちゃくちゃおもろいやんけーってなるのRTA in Japanあるあるだと思います。
恋愛アドベンチャーゲームで、スライディング⇒キャンセルの繰り返して移動、壁抜け、不審者ゲージ管理・・・面白要素しかないじゃんってゲーム。
シルバーサーファー
これも最初興味なかったが・・・プレイヤーの「情熱」に飲み込まれてしまったパターン
レトロゲーにありがちな理不尽難易度、RTAどころかそもそもクリアできるのかって展開になるのマジでハラハラして楽しめた。
twitchのアーカイブで当日のコメント付きで見るのが一番面白い。
おわり
ゲームの「情熱」について、しっかり解説してくれる人がいるので知らないゲームでも楽しめて面白い。あと、毎回ミームが発生するのも面白い。
なのでアーカイブはTwitchでコメント付きで見るのがおすすめです。
それでは。
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