『ゴジラxコング 新たなる帝国』を観た感想を雑に語る

雑語りと備忘録

ネタバレ注意です

【15秒映像】『ゴジラxコング 新たなる帝国』起きろ!編<大ヒット上映中>

・・・

これは…「コング」「偽りの王」を倒し、新たなる帝国の王「キングコング」に成る物語

はい。

ということで、『ゴジラxコング 新たなる帝国』はハリウッド版のゴジラシリーズ

個人的には解釈違いなんだけど…それはそれとしてパワーのある作品でバチクソ面白かった!!!

ということで、感想を雑語りします。

ストーリーについて

この世界「モンスターヴァース」ではそこら中に怪獣がいる。
地上世界はゴジラが支配していて、調子に乗った怪獣をしばいている。

一方、コングは地下世界で暮らしている。皆さんご存じ、地球は空洞になっていて前作の『ゴジラvsコング』ではコングの故郷について語られた。今作はその流れに続く話。まぁ、前作を知らなくても大体問題ない。

序盤のストーリーは…地上でゴジラが暴れるパートと、コングの地下世界探索パートと、人類の怪電波究明パートがそれぞれの思惑で進む形なんだけど…まぁまぁ退屈だった。

だけど、各々の話が交わってくる中盤からの盛り上がりがマジヤバ

特にストーリーの流れを中盤で総括してくれたのが分かりやすくて良かった。そっからが熱い。

この壁画によると…ってノリで全部説明してくれた。

う~む…なるほど…この地下世界は「偽りの王」スカーキングが支配している。そして、かつてこの世界を氷河期に追いやった「シーモ」もスカーキングに支配されていて、倒すためにはゴジラの助けが必要だし、髑髏島の生き残りの少女によってモスラを目覚めさせる必要がある!!!

いや、その壁画にそんな情報量ある~?
すげー饒舌に語ってくるじゃんこの壁画…って感じで親切展開助かる。

あとはもう怪獣大乱闘

パワー&パワー、最強&最凶

ゴジラとコングの共闘で、邪悪な怪獣を倒せ!

コング

髑髏島生まれ。自身の故郷が地下世界だと知り、仲間を求めて地下世界を探索していた。

地下世界の奥地にて仲間を見つけるがそこはスカーキングによって恐怖支配される王国だった。

仲間を解放するため、先祖たちの玉座を奪還するため、コングはスカーキングに戦いを挑む!

・・・コングパートの話の流れが怪獣映画というよりも、「世紀末救世主伝説」みたいなノリなんだよな。

怪獣同士、言葉は話さないが…表情や仕草によるコミュニケーションとコンテクストから、何話しているのか不思議と理解できて面白い。

怪獣映画だと、怪獣プロレスと人間ドラマを両方面白くするのが難しくて、諸説あるけど…今作はコングが人間ドラマを担当。怪獣プロレス+怪獣ドラマはもう相当面白い。

パンフレットに載っていた監督インタビューで…監督は子供のころ見た怪獣映画で、人間たちが何を言っているのか興味なかった。怪獣たちの「非言語コミュニケーション」の方が理解できたみたいなこと応えていて…その辺を共感できる人は今作をかなり楽しめると思う。

ゴジラ

最強。コロッセオで丸まって寝るゴジラすき。

エネルギーを蓄えまくったゴジラの描写がカッコ良い。目から光が漏れ出てる。

正直、今作は前作の出来もあって…あんまり期待していなかったが…予告やCMでめっちゃ走るゴジラがカッコ良くて面白くて、それに惹かれたよね。個人的には完全に前作を超えた作品。

走るゴジラ…激熱

コングがゴジラに共闘を呼び掛けるシーン…コングが待て待てとジェスチャーしているのお構いなしに突っ込んでいくゴジラ…流石に面白い。

いや~ゴジラに助けを呼ぶって…全員殺されるだけでは?
そうならないようにモスラを呼んでおく必要があったのですね。

ゴジラが序盤ストーリー関係なく暴れるから、怪獣映画として成り立っていたと思う。ゴジラがいなかったらマジで「世紀末救世主伝説」だった。

スカーキング

彼は何がしたかったの?

壁画に書かれるくらい昔からコングの仲間たちを恐怖支配してきたが…それでやっていることが、奴隷たちの強制労働、石を運ばせていた。

虚無の労働を強いるスカーキング、かなり面白い。

登場シーンの「首の角度」だけで、言葉なくてもどんなキャラなのかもう理解できちゃうね。

面白い話には魅力的な悪役が必要。怪獣ドラマパートの盛り上がりに欠かせない悪役として、スカーキングは良いキャラしていた。

「シーモ」を支配しているけど…これ絶対…支配が解かれてシーモに殺されるパターンじゃんって…死に様もちゃんとしていて好感が持てる。

あと、虚無の労働シーンがあったせいで、イーウィス族の集落に奴隷が回す棒みたいなのが出てきたとき、関係ないけどちょっと面白かった。

人間ドラマ

今作の人間ドラマ部分は、抑え目だけどちゃんとしていた。

言葉を話さない少女と、博士との関係性。言葉はなくても気持ちは通じるのは怪獣ドラマと人間ドラマの両方で共通するテーマだったね…たぶん。

少女の幸せのために全てを投げ出す覚悟を持っていた博士が、少女自身を手放す必要があることに気持ちが揺らぐシーン…そこからの「You are my home」は良い話だった。

しょーもない話

映画は面白かったけど…個人的には好きじゃない部分もある。そんなしょーもない話。

まず、ゴジラとコングは対等みたいな悪質なデマやめてほしいね。10回戦って10回ゴジラ勝つでしょ。

そもそも前作でコングは普通に負けて心臓停止しそうな所を人間に助けられて生き延びた形じゃんねぇ

単純な力関係だとゴジラ>スカーキング≒シーモ>コングの序列。
コングは腕装備込みでようやく彼らの闘いの場に立てるレベル。

あと、モスラ嫌い。ゴジラとモスラは仲が良いみたいな悪質なデマやめてほしいね。

好きな食べ物でも…ハエがたかっていたり、蛆が湧いていたら嫌だな~って思うじゃん。モスラに対する思いはそれ。この世界のモスラは前にギドラが殺したのに…す~ぐ湧いて出てくる。

怪獣王はね、対等な存在なんていないし、仲が良い怪獣なんていないし、やること全部がめちゃくちゃでなきゃいけないの

・・・

ままま、個人的な好き嫌いは置いといて、楽しい映画だったので良しとしましょうか!

それでは。

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