【ラスオリ】イベント感想:怒りの狼牙

ラストオリジン

<あらすじ>
時は今からそう遠くない過去、鉄の王子の遺跡で一連の事件が起きた後の話。
隠蔽されたブラックリバーの研究所で、とあるバイオロイドの遺伝子情報を発見した抵抗軍。皆が新たなバイオロイドの合流を歓迎しているその時、1人のバイオロイドだけが疑懼の念を抱いていた…
過去の自身と遭遇し贖罪する者。
未来の自身と遭遇し祈願する者。
6月15日、この2人の物語が始まります。

迅速のカーンとケシク関連のイベント!イベント終了の7/27まで残り僅かで今さら感ありますが、改めてラストオリジンのイベント「怒りの狼牙」の感想を雑に語ります!

第1部

Ev1-1

「ポイ活」していた主人公が急な作戦会議に呼び出される…作戦会議の議題としては…

ケシクの遺伝子情報がある研究所を攻略するかどうか!

ケシクは迅速のカーンの前身で、もともと量産機であったケシクが指揮官モデルであるカーンに改装されたという経緯がある。そして、現ホード部隊を率いているカーン隊長は「量産されたカーン」ではなく、ケシクから改装された「本人」だという話。

「ケシクモデル」、これは「約束された強キャラ」感あるな・・・

う~む🤔、カーン本人はケシク復元に反対だが…ままま、旧人類の研究所には色々と有用な情報があるかもしれないので、ケシク関係なく攻略する意味はあるというわーけ!!突撃とつげき~!!

なんやかんやあってケシク復活!

Ev1-2

ケシクは軍用に設計され、衛生兵としての役割が与えられていたバイオロイド。性格も「何を差し置いても仲間を守る」という形で作られている。

この辺の性格も含めてケシクの運用方法と今のホードの戦術の噛み合いが悪い

今のホード部隊は最強のカーン隊長が突撃して後は流れで…って戦術の体を成していない「戦術」をする異質な部隊となっている。ホード隊員から「かわいがり」を受けるケシクだけど、最初にカーンが提言したようにホードで有効に活躍できるかは「諸説

あとちょっと話ずれるけど、良いですか?
主人公が「他の部隊ではアンドバリやシルキーが・・・」って発言していて、ちょうど私もアンドバリとシルキーについて考えていたのでめちゃくちゃ共感できました。

主人公、「わかっているね~

閑話休題

Ev1-3

ここでカーンの過去話。おそらくケシクだったときの連合戦争時の話。

バイオロイドがそういう風に作られているのはラスオリあるある。

Ev1-4,Ev1-5

主人公たちは「鉄の王子」の行方を捜索するために、作戦行動を行う。鉄の王子を撃破したのはメインストーリー第8章なのでその辺の時系列。

ケシクの初陣だけど、まだホード部隊に馴染めていない様子。そんな中で、「鉄虫」の罠にはまり、ホード部隊が敵の中で孤立する事態に陥ってしまう。

幸い、敵の目は一時的に撒くことができたが、ハイエナが負傷し、これ以上動けない状況。敵の妨害電波によって無線は使えない。

状況を打破する作戦としてタロンフェザーが空から陽動、カーン、クイックキャメル、ウェアウルフがその隙に地上から敵の包囲を突破して本体と合流、救援要請を行い、ケシクとサラマンダーがそれまでハイエナに応急処置を行い、持ちこたえる形。

第2部

Ev2-1, Ev2-2

各々が作戦行動を開始。タロンフェザーは「ちょっと無茶」をして、上空でのかく乱行動から、スペック限界の成層圏まで高度上昇し、衛星軌道にいる「エイダー」に対してレーザー光による救援信号を発信。その直後撃墜されてしまう。

Ev2-3, Ev2-4

タロンフェザーの発信した「メッセージ」から、主人公たちはホード部隊の位置を把握。

状況からタロンフェザーが「一番ヤバイ状況」と判断した主人公はタロンフェザーの救援を最優先として、ホード部隊の援護を開始する。

一方で、地上から敵の包囲網を潜り抜けていたカーンたちもタロンフェザーからの「メッセージ」を受け取っていた。

タロンフェザーがすでに救援信号を本隊に送ったことを確信したカーン。

つまり、敵の包囲網を「隠れて」突破する必要がなくなったわけ。こっからはホード「最強」の闘い方で敵の包囲網を突破する!

Ev2-5

ここでカーンの過去話。

迅速のカーンに悲しき過去あり───

この辺の話の感想は長くなるので後で語る。

Ev2-6

カーンが無双して、無事に本隊合流。そのまま流れるように救援に行く。

Ev2-7

救援が「無事」間に合った形。

仲間を守るために戦う決意をするケシクと、救援に戻ってきたカーンが敵を蹂躙して終わり。

第3部

第3部はなんかトンチキな話。後日談だと思ったらいきなり昔話が始まった。

後日談だと思ったら「特別編」という事で、これまでの話とは全く無関係な話が始まった。ホードの話は全くなし。

主人公のトウモロコシがポップコーンなる感じ。

雑感

今回のイベントは日本のシナリオライターの虚淵玄とのコラボという事で少し話題になっていた気がする。

虚淵・日本最強の物語請負人・玄とでるか…
虚淵・ゴジラ映画ワースト1,2,3位・玄とでるか…

期待半分、不安半分でしたが蓋を開けてみれば…「ようやっとる」と思いましたね。少なくとも私の知る虚淵作品はゴジラだけなので、それと今回のイベントシナリオを比較すると…こっちのほうが面白いと思いました。

つまり、私の中ではこのイベントシナリオが虚淵玄「最高傑作」の位置づけです。ちなみにラスオリの過去のイベントシナリオと比較すると…真ん中位の位置づけです。

ままま、イベント報酬とか演出を加味するとかなり良いイベントなのは間違いない。でも、シナリオだけに着目したときに・・・個人的には面白かったが・・・控えめに言って「真ん中」、としておきましょうかw

ということで、今回のイベントでの個人的に気に入ったポイント等を語ります!

カーンの悲しき過去

Ev2-5でカーンがかつてケシクだった時代に仲間を失ったシーンがあった。この場面を「陰鬱なシーン」だとか、「これが虚淵玄なんだよなぁ」みたいに評価する感想を見かけたが…私の見解は少し異なる。

ラスオリの設定とか、カーンの設定にある話だけど、これは第1次連合戦争の時の話。この後、ケシクはカーンとなり、第2次連合戦争、そして滅亡戦争を経験する。

つまり、ここからが本当の「地獄」ってわけ。

このシーンを「陰鬱」だと感じた人…100年後にまた来てください。滅亡戦争の「本当の絶望」を見せてあげますよ。ここからケシクは絶望に転げ落ちる。転げ落ち続ける。そして、「迅速のカーン」となる。

イメージしろ(幻覚)このシーンは絶望に転げ落ちる「地獄の入口」。その後のカーンの状況を省みると損耗率6割で、死にゆく同胞と別れの言葉を交わせたのは「幸福なシーン」。最後に上官が分かれの際に無意識のようにケシクに語った神への「祈り

祈りの言葉」にも聞こえた。
呪いの言葉」にも聞こえた。

いや~虚淵玄の「良いところ」がでてきたね~

でもね、この話は「ただの過去の話」。もともとあったカーンという「キャラクター設定の話」つまり、この話の面白い部分は「ラストオリジンの面白い部分」ってことを忘れてはいけない。

虚淵玄の「良いところ」が出てきているのは事実だけど、このシーンで「これが虚淵玄なんだよなぁ」っていうのは少しずれている。リスペクトが足りない。これがラストオリジンなんだよなぁ」というのが合っている。

虚淵玄の良いところはこの後が本番だから「まだ」はしゃいではいけない。

今のカーンの話

はい、出たこのパターン!!

いや~虚淵玄の「良いところ」がでたね~

仲間内で重要なことを「隠し事」するのほんと出たこのパターン。ゴジラで見たことある!

それ本当になんか少しずつ悪い方、悪い方に流れて行って、重要な場面で致命的な間違い起こすんだよね~。

カーンの戦闘データを元にシミュレーションしたら理論的には「ほぼ確実に死ぬ」、それでも死なずに生きているカーンは「奇跡」と言われているけど、それ単に「隠し事」しているだけだろ!!いや~隠し事は一つや二つどころではないと思うね。絶対「奇跡」でもなんでもない!

このシーンで重要なのがカーンの「地獄」が「過去の話」ではなく「」続いているってコト。悲しき過去があった「ティアマト」が主人公と出会うことで救われた話が昔あったじゃないですか?

カーンは「今」、まだ救われていない。主人公に出会った後でも、いまだ絶望に転げ落ちている。

カーンは倒す敵にしか興味を持っていないが…それで良いのか?
カーン隊長だったら「問題ない」と信頼するメンバーたち…それで良いのか?
奇跡」はそれほど信用できるものなのか?
いまだ救われていないカーン

ギリギリのところで誰も死なずに成り立っているだけなのでは?…もしかしたら、いつか致命的な破滅が起きるのでは?

ま~ラスオリの設定の話で、今いるキャラクターは誰も死なないらしいので実際死ぬ事はないと思うけどね。

今の話」でカーン、そしてホード部隊の「死」を予感させるというか、「死亡フラグ」を立ててきたところが、「これが虚淵玄なんだよなぁ」と思いました。

今のケシクの話

このイベントのもう一人の主役はケシク。

今の」ケシクも仲間を守るためにかつてのカーンと同様に戦うことを決意するし、カーンに「憧れ」を抱く。

絶望に転げ落ちているカーンに憧れるとかほぼ「後追い自殺」に近い。「良い話」のように見えて「良くない話」するのゴジラで見た。

ケシクというキャラクターは、カーンとホード部隊の「死」を予感させる話には重要ではない。ケシクはいなくても「死」を予感させるストーリー展開は作れる。だから、ここがマジで虚淵玄の「良いところ」。

その後の話で、カーン自身は「楽園への招待状」イベントで救われる。

ケシクはどうなの🤔??

かつてのカーンと同じく「地獄の入り口」をウロチョロスしそうなケシク。なんか「特大地雷」を埋め込まれた気分だな…なんやかんやあって、カーンは救われるけど、それはそれとしてホード部隊がいつでも死ねる「地雷」を置いておきましたって感が強い…

かつてのカーンと同じく、戦う決意をするケシク。背中合わせに戦うシーンは「熱い展開」にも見えた。「悲しい展開」にも見えた。

最後のケシクの言葉は「どっち」の言葉だったのか?「礼賛の言葉」のように聞こえた。「贖罪の言葉」のように聞こえた。

つまり「諸説」

はい、出たこのパターン!!

いや~虚淵玄の「良いところ」がでたね~

この人の話「ハッピーエンド」なのか、「バッドエンド」なのか「諸説」なんだよね~

アルマンが大丈夫つってるなら大丈夫っしょ

ラスオリ世界だから死なないけど、これ虚淵世界だったら次の話でカーン以外全滅か、ケシク以外全滅の2択だね。

第3部の話

第3部はギャグシナリオのように見えたが…私の見解は少し異なる。

第3部ではホード部隊には一切触れられない。つまり「全員生死不明」。大丈夫?ケシク生きてる?

2部で「死亡フラグ」を立てまくったのに3部では影も形も出てこない。ラスオリ世界では「死」を描けないので、こういった形で「死」をイメージさせてきたってわけ。

例えるなら、アニメ艦これの第3話を飛ばして第4話を見た感覚…流石に例えが古い…

ままま、このパターンはゴジラになかったの分からん…

セリフ回し・文字全般

いや~虚淵玄の「悪いところ」がでたね~

セリフ回しとかは人によって好き嫌いある話で、私は嫌いという話です。そもそも私、虚淵・アニメゴジラ3部作全部合計しても興行収入ぶっちぎりワースト脚本家・玄のことが嫌いです。

セリフ回しはきつすぎて読み飛ばしがちだったけど、改めてよく見たらクソムカついた。

それでは。

コメント

  1. グンマスター より:

    エロゲー時代から、ブラスレイター、まどかマギカまで虚淵氏のシナリオに触れてる自分にも、まあ普通かなと。寧ろ3部の弾けっぷりがエロゲ時代ぽくて懐かしくなりましたw 虚淵氏は枷がないと、バッドエンド一直線か、概念化とか話が大きくなりすぎるので、ラストオリジンという枠があって丁度いい感じでした。

    • もりし より:

      なるほどね~
      シナリオとして色んな意味で丁度いい感じで終わったのは、ほんとにそう思う。これ以上はヤバい雰囲気しかなかった。。。

  2. 匿名 より:

    ストーリーは普通に楽しめたんですが、ナエンさんとフェザーの口調と性格が違いすぎて…
    細かい設定までファンも公式もうるさい事がラスオリの良さだと思ってたので、全くチェックしない運営に「なんで?」って思っちゃうし、ユーザーの意見も絶賛9割でちょっと不思議でしたね

    • もりし より:

      ままま、ストーリーは普通に面白かったという事で良しとしましょうか。演出とかイベント報酬もかなり良かったしね
      口調に限って言えば、なんだかんだ私の周りでは「諸説ある」って感じだったので、わざわざ嫌いな部分を意見する人が少ないだけのような気がします。

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